WELCOME TO TAKARAZUKA / ピガール狂騒曲を見てきた話

もう1か月くらい経っちゃったけど「WELCOME TO TAKARAZUKA / ピガール狂騒曲」を見てきました。

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宝塚を最後に見たのが2020年2月の「出島小宇宙戦争」だったのでおよそ1年ぶりか…1年ぶりかーーー

久しぶりだなというのと別に、個人的な宝塚関連の目標が和物のショーでチョンパを見ることだったのでより楽しみ(その前は5組全組の劇場観劇)

モリミュを見たときはなぜかあまり久しぶりの観劇という実感が湧かなかったけど、大劇場に行ったら感動するのかもな~とその時思っていたとおり、本当に感動した

…とは言ったものの、いつも通り仕事後に定時ダッシュして劇場に向かったので始まる前の余韻とかは皆無。本当は午後休とかとって開演前をもっと優雅に過ごしたい…何とかパンフレットは買えたのでざっくり登場人物をチェック(HPで見ときなよ)オペラグラス準備して~とかやってたらあっという間に開演時間。わくわく
幕が開いて、照明がつくと、鮮やかな色の洪水。この時点で胸がいっぱいになってしまった…来てよかった~~~!
今回ショー始まりだからこそ余計に。しかも題材がいいよね。「WELCOME TO TAKARAZUKA」もともとはオリンピックに合わせて海外からのお客さんに楽しんでもらえるようにということだったみたいだけど(そういった人たちにチケットが行き渡るのか?と言う疑問はあるけど)当初の思惑とは全然違うだろうけど、それでも同じか、それ以上に響いてるよわたしには…!サビで何度も何度もウェルカムウェルカム言われて、めちゃくちゃ歓迎されてる…!熱烈歓迎だ…!と思ったよね。メロディーも耳なじみがいいから覚えやすいし、歌詞もウェルカムと宝塚しかないからすぐ覚えられて帰りに絶対歌っちゃう。

プロローグの次は越天楽の場面。めちゃめちゃかっこよかった。しかし越天楽ってなんだ?

ja.wikipedia.org

踊りのことじゃなくてあの曲のことなのか…

疫病退散の祈りを込めて

とパンフレットにあったから元々疫病退散!な曲なのかと思ってたけどそうじゃないんだな。でも厳かな、それでいて壮大な、うーん何だかめちゃくちゃご利益ありそう。免疫力ぜったいアップした。オタクすぐなんでも有難がりがち。大劇場だとここで初舞台生の口上だったんだよね…?ショーの中でやるのってあまりないような…?どうなんだろう。初舞台生口上もいつか見てみたい。
次の雪の場面。この場面もよかったな~暗がりの中にポッと千本鳥居が浮かび上がってとても幻想的…曲も四季の「冬」ってまんまやん!と思うけどめちゃくちゃ合ってた。というかあまりにも自然でそれが普通のことだったから何とも思わなかったけど、改めて考えてみると日舞を「大劇場のサイズの箱」で「1人」で「洋楽」で踊るってすごいことだよね…っていうのも松本先生卒業スペシャル番組の中で言ってて初めて気付いたんだけどね。あまりとくに何も考えず日本物のショー見てた。とくに違和感なく普通に見れるってすごいことだよなそうだよな…

その次の月の場面の群舞が迫力があってよかった。ここまでの大人数の群舞見るのも久しぶりだもんな~~この場面はとくにストーリーがあるというわけでもなかったんだね…前の場面に引っ張られてどういうストーリーなんだろう…よくわからんな?としばらく考えていた。
雪月花ラストの花の場面。鏡合わせっておもしろい。しかし男役の誕生とは思わなかったなぁ…なるほど。鏡を表すためなのか、次のフィナーレのためなのかけっこう照明が暗くて、雪月花だとなんとなく花が一番華やかな場面だろうなってイメージがあったんだけど、一番大人数で華やかだったのは月の場面だよなぁ。やっぱり月組だからかな(安易)

 

「ピガール狂想曲」ドタバタな楽しいお芝居だった。メインのドタバタコメディストーリーが進んでいく後ろでも他の登場人物たちがいろいろとお芝居してて目が足りない~~ってなった。映像じゃ映らないしなぁ…
演目発表された時は何で今珠城さんに女役やらせるんだろう…?って思ったけど、女性のジャックと男性のヴィクトールの演じ分けがおもしろかった。ジャックとヴィクトールが同時に出てくる場面でヴィクトール演じてた方、顔も何となく似てるけど声マネがうまいな~と思った。あれ録音じゃないよね???誰がやってるのかパンフレットに載ってなくて徹底してるー!って思ったけどふつうに知りたいよね笑 

美園ガブリエル!よかったよー!こういう自立してて現代的な女性をやらせるとハマるよな~そしてあのスタイル!ストライプの衣装ハマりすぎだった。「All for One」見てたらぱっつん前髪のキュートなさくらがいて、この子が数年後にはこんな素敵なかっこいい女性になるのね…(???)としみじみしちゃった。

シャルルはほんとにかっこよかったよね~~~ジャンヌちゃんとは趣味が合うわ。もともとこういう脚本だったのか、シャルルさんのセリフが、宝塚がタカラジェンヌに対して思っている事と重なってて思えて…WTTもだけどこの時期に上演することで、ダブルミーニングというかメッセージ性が強まっていて、狙ってやったのかなって気持ちになる。ムーランルージュを見せるのに鏡で客席を映すのもおもしろいな~と思った。反射して映ってるムーランルージュの客席がみんなマスクしてるのだけが残念だったけど…仕方ないけど残念…
鳳月さんのコメディセンスほんと絶妙じゃない?かっこいいのに動きがコミカルでおもしろかった。別におもしろいこと言おう、とかわざと大きな動きしてるとかってわけじゃなくて絶妙な間と言い回しで笑いが取れるってすごいよな~~
あと華蘭さん上手かったなー。こういう役の人が上手いと見てて楽しくておもしろいんだよな~~お芝居はちょっと情けないおじさん役だったからか、フィナーレの黒燕尾はバチバチに決めて踊っててギャップがすごかった。
団員で一番目立ってたのはミスだな~と思って見てたけど、実際には熱出して倒れちゃったからカンカンの場面に出られてないんだよね…カンカンの場面はすごかった。一番華やかでアクロバティックな動きもあって見ごたえがあって圧巻。こういう場面を見るためにわたしは宝塚に行くのだよ…また見たいなーー… 

 

久しぶりに見る宝塚めちゃくちゃ楽しかったな~~見てる途中からすでに次が見たくてたまらなかったのですがチケットが無い~~アナスタシア見たいけどチケットがないな~~友会はなかなかお友達になってくれないし、次に見られるのはいつになるのやら…