GOD OF STARS / Éclair Brillant を見てきた話

星組の「GOD OF STARS / Éclair Brillant」を見てきました。

 (と言ってここに写真張り付けるのがわたしのテンプレだったんだけどどうやら撮り忘れたらしい…まじか)

今回はトップコンビはじめ5人の退団公演…見に行ったのは東京公演はじまってまだまだ序盤だったんだけど、すでに会場中が熱いというか盛り上がりがすごくて熱烈に愛されてるな~~~!!!!と思いました。そういえばトップさんの退団公演を見るのはちぎみゆぶり…あの時は宝塚自体が初めてだったから訳が分からず、ただただ宝塚ってすげーーーという感想しかなかったな…今思うととてつもなくもったいない…!

お芝居はポスター見ても、あらすじ読んでも、登場人物見てもどんな話なのか全ッ然わからねえ…!と理解できるか不安でしたが(笑)見てみたら、思ってた以上にわかりやすいお話しだった。というかこれマンガだわ…!と思ったら一気にわかりやすいというか、話に入っていけるようになりました。友情!努力!勝利!そしてときどき恋…みたいな。あーはいはいはいはいなるほどね、知ってる知ってる、だっていつも見てるし!(だっていつも見てるとは)そうか、小柳先生はきっとおたくなんだな…と勝手にわく親近感。小林寺って出てきたときはクレヨンしんちゃんかと思ったw


ドラゴンボート・フェスティバルで急速にホンとアイリーンが惹かれあうところがよかったな~別に台詞があるわけではないんだけど空気感で2人の心の距離が近づいていくのを感じる。

ホン←アイリーン だったのが ホン↔アイリーンってなる瞬間ね。(ただいつからホン←アイリーンになったんだろう…というのが謎だった。見落としてただけどと思うけど…)
ラストで子どもまで出てくるってカプ厨からしたら最高のエンドなのでは…?というかこのラストって後日談としておたくが妄想するやつじゃん???って気がしてきたのでますます小柳先生おたく説がわたしの中で濃厚に…(まだ言う)

2次元だとちょいちょい出てくるピンク色の髪の毛ってリアルで見ると可愛さ半減しちゃうけど、全然半減しないのすごいな!?!?ピンクだけで濃淡入れるんじゃなくて思いっきり暗い色入れると良いかんじに馴染むんだな~見事な鬘だわ…エルベみたいなのザ・お姫様な役よりも、今回みたいな強気で勝気な役の方が良さが際立つな~と思いました。お姫様お嬢様は見るからに「似合うよね」ってかんじというかわかりきってるじゃんというか。それはそれの良さがあると思うけど、ヤンキーというかガサツなかんじだけど、えっよく見たらめっちゃかわいいじゃん!!!の方が良くない???(好みの問題)

首席?なのに修行は途中で逃げ出した?とかいろいろ収まりきってないかんじがして、いまいちどういう子かわかんないな~と思ったロンロンも、作品が少年漫画と思えば納得…(首席はただの中の人ネタだったのか?)全部主人公と対照なのね。そしてあれでしょ、話が進んでいくと過去編とかで人物像が深くなって人気爆発するパターンでしょ。知ってる知ってる。

 

エクリプスがリアルにデビューしてたらわたしオタクやるかもしれない…って思った。みんな可愛すぎ~~~~~!!!!Sealaのお人形スタイルにCherryのキラキラスマイル、AIのやわらか癒しオーラ、Yuriは髪型特徴的だったからふしぎちゃん枠かも…等々リアルアイドル界にいたらこんなグループかもって妄想が広がる…え、まじで推せる。デビュー早よ~~~
そしてスーパーアイドル・クリスティーナが出てくるとみんなオーラをそっとオフにしてるのに、おお~と思いましたね。これはリアルではなかなか見られないところだな。クリスティーナもオーラがバシッバシにすごいんだよな、オーラだけで戦闘力53万ありそう(全部少年漫画ネタに揃えようとしてきてるな)

1人1人がキャラ付けしてるエクリプスと比較するとパラプリは全然区別がつかなかった。(わたしが星組に詳しくない説もある)パンフ見る限り名前は知ってるスターばかりのはずなのに、みんな見事にオーラ消してきててちゃんとご当地アイドルしてる…!と思いました。でもその割にはみんなダンスがキレッキレでギャップに笑ってしまったw あとこの場面はほかの人たちがオタ芸しててそこにも爆笑。宝塚見に行ってオタ芸見ることになると誰が思うよ!?しかもあんなキレッキレのサンスネからのロマンスなかなか見れないでしょwww


ショーの記憶ない芸人(たしかに見たはずなんだけど終わってみると何も覚えてない)なんだけど、思ってたより覚えていられてよかった。パリの場面とボレロの場面がとくに素敵だった~~

「ダンスが揃ってる」なーと思ったことが今まであまりなくって…というかそもそも何をもって「ダンスが揃ってる」ってみんな言ってるんだろう?と疑問に思ってたところにダンス見る専の人から聞いたのは、個々の身長に関係なく手とか足とかの高さが同じになってるときに「ダンスが揃っている」というらしい。いやそれが正しい定義なのか本当のところわからないけど。
でもその定義だと、弧の描き方とか角度は要素に加味しないということなんだろうか…というあらたな疑問が。たとえ高さがぴったり合ってたとしても丸い軌道と直線的な軌道じゃ揃ってると思えなくない???謎だ…
まったく同じ動き・タイミング・角度・弧の描き方 他に何かあるかな?(笑)等々がぴったり揃ってるときに「ダンスが揃ってる」というものなんだと思ってたんですよ。でもそれが可能なのってロボットだけなのでは…?とも思うわけで。プログラミングされてきちんと制御されてたら何もかもぴったりになるだろうけど、でもこれ人間にはムリだし、たぶん現実にそんなことがあり得たら気持ち悪いんだろうなとも思う。
と「ダンスが揃ってる」とは?がいまだによくわかってないけど、それでもこの2人はものすごく「ダンスが揃ってる」なと感じました。同じ動き・タイミング・角度・弧の描き方 他に何かあるかな?(2回目)がきちっと揃っていて、それでいてロボットみたいとは1ミリも思わなかった。美しい…もう圧倒的に次期コンビへの期待値爆上がりでしかない。

あとボレロもめちゃくちゃ良かった。今回のショーテーマが宇宙だし、ボレロだしってそりゃテンション上がるよね。ティアマト…!
歌も掛け声すらもないけど退屈とか一切ない心地よい緊張感がずっと続いていく。フォーメーションが次々と変わって、だんだんと人数が増えていってそれとともに熱気を帯びていくそんなシーンでした。

あと衣装の色があまり使ってるの見たことないというか、すごい独特カラーだなぁと新鮮だった。ちょくちょく見てる宝塚ブログでピスタチオカラーと表現しててめっちゃ良いなと思った。ピスタチオ美味しいし(???)



紅さんもあーちゃんも個人としてはそんなに注目して見ているというわけではない、っていうかぶっちゃけて言ってしまえば苦手なほうだったんだけど、
なんだけどこの2人がいっしょにいると途端に2人ともすごく素敵だなと感じるんだよね不思議なことに…
どのトップコンビも、それぞれのかたちでお互いにリスペクトして好き合っている(好きとかわいいには無限の意味が込められていると思う派閥)と思うんだけど
あーちゃん大好きを周りにも本人にも隠さず伝えまくる紅さんと、表立ってはベタベタしないけど紅さん尊敬してるあーちゃんのコンビはひとつの理想形のように感じた。
その2人の空気感が組全体にも満ち満ちているような、そんなあたたかな公演でした。

この2人に関する後悔の筆頭といえば、「ANOTHER WORLD」がタイミング合わなくてチケット持ってたのに行けなかったことですね…いま考えるともっと必死に交換探せばよかったな~~~