2021年上半期に見た舞台の話

そういえば今年は観劇しても一度も感想まとめていなかったな…と思って下書きに残ってたやつを引っ張り出してきた。これ全部まだ今年のことなのか…ものすごく昔のことに感じるなぁ。


「GHOST WRITER」
ディスグーニーと悉く相性が悪いのか、毎度見終わった感想の第一声がよくわからなかったになってしまって…今回も話についていけなかったらどうしよう~~って不安でありとあらゆるネタバレを読みまくってから見に行こうと思って検索したんだけどネタバレ防止に気を遣っているのか全然つぶやいてくれない…役名のWikipediaを読み込んで、あと三銃士の出てくるお話だったからわかりやすいかな~と思って月組の「All for One」見た(なぜ???)三銃士の名前とキャラ?がようやく一致した。どうしてもアトスとアラミスが名前が似ててどっちがどっちかわからなくなっちゃうんだよね…予習になったかわからないけどAfOはおもしろかったですオススメ
前みたいに途中で話についていけなくなるということはなかったけど(ほんと毎回このレベルだから向いてない)で結局どういうことだったの???ってなっちゃった。え、みんなこれ理解できたの?理解できなきゃいけないというものじゃないけどもうちょっとわかるようになりたい…感想言うまでに至れないのが悲しいんよ
アンヌの日記からミレディが生まれて、マケ(デュマの合作?)がダルタニアンを作り出したのでダブル主演なのか…?最後に2人で本読んでるのはアンヌの日記とマケ&デュマのゴーストライトを合わせてこういう物語もあるかもしれない…なのか?(ずっとはてなばっかり)
アンヌが子供を片方殺すか捨てるかしなくちゃいけない→1人がバティーユにいる鉄仮面→デュマとマケがそれを原案に話を書く→物語の片割れ(2人の共作)→王室関連の片割れ(双子)→交代、というか一つになる=マケデュマの本も一つになり本来のダルタニアン物語へ
↑というメモが残されてたんだけど自分で読んでもわからん。。


星組ロミオとジュリエット
ロミジュリは昔ACTに見に行ったんだけど(パンフ見たら2017年だった)正直よくわからなくて…なんでこれが何百年も残っている名作なんだろう…?と考えながら帰った記憶。あとこれは何時代なんだろうというのも混乱の原因だったのかも。今見たら

時の流れからはみ出したような不可思議な近未来の街ヴェローナ

って書いてあった。ロミジュリベースなのにスマホが出てきたり、衣装が奇抜だったり(宝塚版なんて目じゃないくらいなんかヘンテコな衣装だった)スマホも出てきたし。なんでロミオに連絡できないんだよ電池切れてたのかな…バッテリー持ち歩きなよ…
「家同士がいがみ合っている」という状態がよくわかってなかったのかも。それが今回2幕の途中でなぜかスッと理解できた(逆に言うとそこまではやっぱりよくわからんと思いながら見ていた)同じ街の中で2つの家が何代にもわたって諍いを続けてるってリアルにイメージするの難しくない?どういう状態?って思ってたけど、なんか突然地球規模で考えたら同じ星の中で2つの国が何代にもわたって諍いを続けてるってことかって腑に落ちた。何で突然地球のことを考えたのかはよくわからん。あとメインキャストが若い必要がある、と強く強く思った。いや別にリアル年齢はいいのかな、見た目年齢というか持ち味が若者感ある人じゃないとダメなのかもと思った。役の設定では17歳だっけ?でもやっぱりそれくらいの年齢には見えなくてどうみてもプラス10弱はいってるよね?それでこの突っ走り具合?ってなって入り込めない。だってどう見ても成人してる人が「まだ見ぬ恋人を」とか言ってるのなんか腹立たない?!?!あとさ~~~、ロミオもジュリエットも別に対して相手のこと好きじゃないよね!?!?って思えてダメだった。そこまで好きじゃないのに何で死んだの~~???…っていうのが腑に落ちてなかったんだなぁということが時間が経って、星組版を見て、自分の中で納得できた。なんかそういうちょっとした疑問が浮かばず集中して見れておもしろかった。あと制作発表から比べてひっとんの歌唱が凄まじく向上してて鳥肌たった。


月組「ダル・レークの恋」
すっごい好きな作品だったんだけど感想は?と言われると言葉が出てこなくてずーーっと考えていた。いやいまだにふとした時に考えてるけど難しい。
ロミジュリもそうだったけど、子供の頃から”そういうもの”という世界に生きてきて、自分の価値観は自分で選択したものではなく勝手に植え付けられたもので、それ故に問題にぶち当たるのめちゃくちゃ理不尽だな?最終的に決めたのは自分だとしても、決めるに至るまでの前提が自分で決めたものなのか?というとそんな人はいない(誰の影響も受けてない人はいない)からそういうもんと言えばそういうものなのか…って考えるとラッチマンは影響を受けていない人…?いや誰かしらいるんじゃないのかな書かれてないけど。そうなんだよ、ラッチマンってなんであんなふうになったのか全く書かれてないけどものすごく気になるよね。ん~~~また見たい。


雪組「fff / シルクロード~盗賊と宝石~」
芝居の方に「難しい」みたいな感想をよく見かけたのでちょっと身構えて見に行ったんですが、まぁ置いてけぼりにされる、みたいなことはなかった。けど自分あるある・偉人の一生物は退屈が発揮されてちょっぴり退屈でちょっと長いな~と思っていた。初っ端のルートヴィヒの歌が声量すごすぎて、劇場全員VSルートヴィヒでも負けた…!って思った。圧がすごい。最後まで見て何となくエヴァっぽさを感じるオチだった…「不幸ももう一人のわたし。それを受け入れる」がTVシリーズラストに見えたんだよなぁ、ちょうどエヴァを一気に見返していたタイミングだからかもしれない(ってことは全然関係ない!)
シルクロードは好きなショーでした。途中これはシルクロードか…?と思う場面はあったけど(途中というか6割くらいシルクロード関係なくね??)まぁでもそんな非シルクロードな上海の場面のきーちゃんのラップはワクワクしたな。毎度この場面が来るといよっ!待ってました~~!となる。先にタカラヅカニュースでちらっと見てたけどリアルはすごい~~~こんな声のきれいなラップは初めて聞いたんだけどもはやこれはラップなのか???声に聞き惚れてしまって歌詞が頭に入ってこない…


「パークビューライフ」
丁々発止のやり取りがおもしろかった。正直いって以上終了!というかんじ。内容に関してはなんかツッコミどころが多くて…現代劇見るの向いてないなーいうのが薄々わかってきたから次回以降は観劇するしないの判断材料にしようかなと思った。これコロナ禍の今を描いてるんだよね…?しかも舞台は東京なんだよね…?その割にモラルというか感覚が自分と違いすぎて誰かに感情移入して見るどころじゃなかった。それを言ったら始まらないよってところかもしれないけど不法侵入する理由が「わたしたちの東京最後の夜だから」っていうのがめちゃくちゃ怖いし、人が出てきたら殺人鬼かもしれない!狙われてる~~ってなぜそんなこと言う?入ってこられた方が怖くない??って謎だった。記憶が確かなら誰も勝手に入ってごめんなさいって言ってなくない…?言ったっけ?


雪組ヴェネツィアの紋章 / ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-」
手持ちチケットがまさかの初日で、カーテンコールを見て「いつもニュースで見てるやつ~~!」となった。新制雪組も良いです。シティーハンターも楽しみ。あとだいきほが揃って来てるのに遭遇して得したなと思った。
イブラヒムって少し前に見た「壮麗帝」にも同じ名前の人いたなぁとぼんやり見てたけどたぶん同じ人だよね?スレイマンって賢帝だったのに1人の奴隷に入れ込んで国傾けたのって本当だったのか…ってびっくりした。壮麗帝の話の中のフィクションかと思ってた。あれは2人のラブストーリー♡みたいなかんじだったけどリアルを考えたらこっちのかんじなんだろうなと思ったりした。あとちょいちょい出てくるマルコが調査してる殺人事件が結局どう関わってるのかがよくわからなかったんだけど本編に関係あった…?
ルポァゾン!ずっと見たかったルポァゾン~~~!てっきり綾さんが吟遊詩人かと思っていたら諏訪さんだった。良い適材適所。雪組3人娘いつもかわいいな~って眺めてたけどパレード並んだ時に星南・夢白の美のシンメもいいな。って思ってたのに大劇場で3人娘もシンメも解体ですよ…悲しい…


花組アウグストゥス -尊厳ある者- / Cool Beast!!」
開演時間が18時半→18時に変更になってしまってこの30分がデカい…!ということを思い知った。冒頭の15分くらい?もっとかな?見れなくてオウタヴィウスとポンペイアが出会うシーンが見れなかった。スロースタートな作品かと勝手にイメージしてたんだけど、スタートダッシュ早かったですね…はいからさんのラブラブイメージが強いんだけど、今回みたいな恋人ではないけど誰よりも心でつながってるみたいな関係性もいいな~
Cool Beastは主題歌楽しいし選曲もテンション上がるかんじだし、みんな熱入っててパフォーマンスも良かったけど暗転多すぎることだけがめちゃくちゃ気になる。場面転換ほぼ全部暗転じゃなかった?気のせいかな…あーーーまた暗転かって複数回思った気がする。フィナーレが来た瞬間これスカステで見たところだ!!!ってなった(これ進研ゼミでやったやつだみたいに言うじゃん)展開がわかっててもワクワクするーー!


池袋ウエストゲートパーク THE STAGE」
タイトルは知ってるけど原作もドラマもアニメもどれも見たことなくてどんな話か全然知らないまま観劇したら世界観についていけなくてポカーンとしてしまった。3回目くらいから慣れてきてこう楽しめばいいのかと分かってきたかんじ。初回はこいつらはバカなのか…?と思いながら見ていたら「お前たちはクズじゃない!バカなんだ!」というような台詞が出てきて合ってたんだーと思ったり…一番ウソでしょと思ったのがマコトが血の付いたバットを持ってたからこいつがやったんだ!ってなる流れでいやいや何で犯人が救急車って言うんだよって爆笑してしまった。みんな基本的に人の話を聞いていない。シャドウのアクションがすごくて、やられ役のアンサンブルも上手くてめちゃくちゃ強そうに見えた。そうそうアンサンブルの人たちラップが上手いな~と思ってたんだけどパンフ見ると別に誰もラップやってる人というわけではないんだよね。ラップのことは全然わかんないがすごかったなぁ。


こうしてみると全然観劇してないつもりでいたけど思ったより観劇してるな!?昔は1公演を複数回見に行ったりもしてたけど、それやめたから自分の中であんまり見てない気がするのかな。下半期も対策しながらいろいろ見ていこうと思います。