夏の話が終わったので秋の話をします。
もうちょっと早くまとめられないもんか、2019年の話は2019年のうちにしたいな…
今までのエンゲキシリーズと随分違うな~~というのが第一印象。
本作「スター☆ピープルズ‼」では、老若男女全ての世代の方々が楽しめるエンタテインメントを目指します。 思いっきり笑って、感動して、暖かくなって、劇場を出る時に目一杯の笑顔で「面白かった!」と思って頂けるような。
それさえあれば他に何も要らない。深く考察したり、検証したり、心に残る最上の一本にはならなくていい。 究極を言えば、どんな物語だったかなんて忘れてしまってもいい。ただただその空間に、 物語に、キャラクターに触れている一瞬だけが楽しい思い出となってくれれば、その日一日だけでもいい、 誰かと喧嘩しなかったとか、そんな事でいい。そんな作品でありたいと思っています。
気負わず、構えず、子供の頃、遊園地に遊びに行くのが心底楽しみだったあの時のような気持ちで、ラフに、楽に遊びに来て下さい。 演劇とはそう言うものであって欲しい。それが、僕の目指す極上のエンタメです。
この挨拶が印象的、というかこの通りの作品だなと思っていたので特別深く考えたりせず頭からっぽにしてただその瞬間の”楽しい”を享受する作品だと思ってみてました。頭空っぽが通常運転だし、他の作品は深く考えてるのかよと言われたらそうではないんだけどさ…伝われニュアンス
なので正直、あのテンションで古典って…面白いのかそれ???(失礼)と思ってたから(重ねて失礼)予想を裏切られて面白かった。
あと歌あると思ってなかったから嬉しいな~~~ってよく考えたらタイトルで察せるね???逆にどういう意味だと思ってたんだわたし…ただあんな爆音なら先に言
ヨカナーン
衣装・メイクの作り込みと、ご本人の雰囲気とで異質感がすごい。ガブリエルよりも作画的に浮いて見える。公式のコメント映像を見たらウィッグは7キロ、衣装は20キロもあるらしい…は???そんなことをまったく感じさせない動き。
結局ヨカナーンは何者だったのか…?ヴォイスの仕組み(仕組み…?)とヨカナーンの関係がわかったようなわからないような…
ほんっっとに蛇足なんだけど、ヨカナーンをずっとヨナカーンって読んでたのでうまく発音できなくてず
声の少女性がすごい。そしてなんとなくジブリっぽさを感じた…
あとずっと謎だったんだけどそしてサロメって純粋なの…???というのが見てる間ずーーっと引っかかってて。だって生まれた時から王女で周りの人間が何でも言うこと聞いてくれて育ったら「自分がどう振舞ったら周りがどう動くか」がわからないはずないと思っちゃう。それが自分の美しさ由来のものだとは自覚していないかもしれないけど、自分の持っているものをこう使えば相手はこう動くはず、というのは無意識的に考えているはず。というか考えているだろうなという動きに見えたから、「純粋」を押されてもそうかな?と腑に落ちなかった。強欲の方がしっくりくる。ナラボートへのお願いの仕方とか「わかっててやってる」感が強いから「純粋」とは思えなかった。
というかわたしが思ってる「純粋」と、この作品の「純粋」ってたぶん全然違うんよな…というかそもそも純粋ってどういう意味だ?と思ってテキトーに検索かけると
じゅん‐すい【純粋】
の解説[名・形動]
1 まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。「純粋な(の)アルコール」「純粋な(の)秋田犬」
2 邪念や私欲のないこと。気持ちに打算や掛け引きのないこと。また、そのさま。「少年の頃の純粋な気持ち」「純粋な愛」
3 そのことだけをいちずに行うこと。ひたむきなこと。また、そのさま。「学問に対する純粋な情熱」「純粋に真理を追い求める」
4 哲学で、外的、偶然的なものを含まず、それ自体の内的な普遍性・必然性をさす。
5 学問で、応用を考えず理論だけを追究する分野。純粋数学・純粋 など。
なるほど~~~わたしはおもに2の意味で捉えていたけど、このサロメは3に近いのかな…うんそれなら納得できるぞ(解決)
ナラボート
唯一普通の人だ~~~普通の人というか言動が理解できる。この世界エキセントリックな人多すぎるんだもん…やべーよこいつらちょっと理解できないわ…ってなるところにナラボートが出てくるとホッとする。
ヴォイスで操られてしまっているのを、頭でなんとか止めようとする動きがすごかった。天守物語のときも思ったけど身体能力めちゃくちゃすごいな…特別追ってるわけではないけど、見に行く作品にいると嬉しくなるなー
歌い方というか低音の出し方?が前までと違う気がする。充さんとちょっと似ているというか寄せてきているような気も…上手く言えないけど良いザラ
ヘロデ王も強欲の塊だけど、まだわかるというか、一般的に人間が欲しがるものを欲しがっててその度合いが人より強いだけだもんね…比較がサロメだからヘロデ王レベルでもまぁわかるよ…ってなってしまう(ほんとにサロメが謎だったんだな…)
ヘロディア
元々ヘロディアという名前なのか、ヘロデの女という意味なのか?ヘロデ王と結婚する前からヘロディアって名前おかしくない???わからないことはとりあえずググってみよーー
サロメは、新約聖書に登場する女性。父はユダヤのヘロデ大王の王子ヘロデ・フィリッポス(英語版)で、母はヘロデ大王の孫ヘロディア。義父は、実父の異母兄弟であるヘロデ・アンティパス。サロメの母ヘロディアは、はじめヘロデ・フィリッポスの妻となりサロメをもうけたが、後に実父の異母兄弟であるヘロデ・アンティパスと恋仲になり離婚、ヘロデ・アンティパスの妻となった。このため、サロメはヘロデ・アンティパスの姪でもある。
なるほど…みーーんな親戚(ざっくり理解)そっかだからヘロデ王じゃなくて、ヘロデ・アンティパス王なのか…
色香が手段なのかと思いきや、色欲も権力欲もすごい。強欲が服着て歩いてるみたいな…ヘロデ王と似た者同士。高音ロングトーンが痺れた、かっこよかった。
ガブリエル
やっぱりあの軽薄なかんじはハマるよなぁ~~出てる間はずーっと早口でまくし立ててるか動きまくってて画的にすごいやかましい(笑) もちろん良い意味でね、普段よりコメディ要素少なくシリアス寄りだったから箸休め的かんじ。
あとこういう役振るのを見ると「オタクは早口」というのを思い出して笑ってしまう。
前回の2016年TdVがわたしの帝劇デビューだったのと、帝劇で同じ作
とはいえやっぱりよくわからないストーリー…前回も全然わからなかった。いや、見てる時
劇場入り口の写真もそうなってるし、伯爵と教授の対立構造をはっきり打ち出してきてるので、そういうふ
クロロック伯爵
ようやく歌詞が聞き取れた(暴言)前回ははじっこの方の席だった
歌詞が聞き取れると、伯爵がめちゃくちゃ人間みたいだなぁと思え
アブロンシウス教授
一番楽しみにしてたのは教授の「本だ!」
前回聞いて衝撃を受けて、もう一度見たいけどそれも叶わず(今年
あ、むしろここも伯爵は響きがすごいのと教授は活舌がすごいのとで対比なの?そういうことなの???(そうなのか)
アルフレート
前回と一番印象が変わったのがアルフレート。良い意味で目立たな
サラ
桜井サラ良かったよね~~いままさに咲こうとする花感というか、夢見る少女なうっと
というかわたしがサラに対して優しい目線で見れるようになったのも大きいかもしれない…前回はサラがなんであんなかんじなのか理解できなくて(ひどい)拒絶反応というか…今回は自分とサラの年齢が離れたのもあるのか、そういう年頃なのね~って気持ちで見れた。
そもそもサラがお風呂好きなのは年頃になって身だしなみが気にな
クコール
あの独特の不思議なしゃべり方がすごい。きちんと台詞は伝えなが
わたしが見た日のクコール劇場はコゼットでした。グロッケンも鳴っててオケ巻き込んでのクコール劇場、豪華。
マグダ
前回見たソニンのイメージが強かったけど、それとはまた別のマグ
ヘルベルト
めっちゃ楽しみにしてたし想像通り似合うよね~~というか言って
ヘルベルトこそ話をわかりにくくしてる元凶な気がする。突然伯爵
あとやっぱり出番少なさにビビる…
謎の中毒性というか、見に行けないくせについついチケットを探してし