最近見た映画の話(メリポピと翔んで埼玉)

ここ1か月くらいで映画を2本見た。見ないときは半年以上とか全く見ないけど、一度見に行くと立て続けに見に行く現象何なんだろうね?なんか名前とか付けたいくらいだな。 本編前の予告が面白そう→見に行く→また気になるのを発見→見に行く…ってサイクル。

こんなことを言っておきながら、実は映画で一番面白いのは予告だと思ってます(笑)

 

「メリーポピンズ リターンズ」 

 これほどタイトルに嘘のない作品他にあるだろうか、いやない(反語)

もう感想がこれに尽きるほど、最高の”リターンズ”


何か特定の作品が思い浮かべてるわけではないんだけど、”リターンズ”と謳いながら全く前作とストーリーが関係ないとか、キャラクターすら変わってることもあったりするじゃない。なので見るまで「メリーポピンズって名前の人が出てくるだけ」の映画だったらどうしよう…ってちょっと不安だった。

というか「実写化」とか「〇〇 2」とか「リターンズ」という文言にビクビク怯えないといけないのって日本だけなのでは?って気がしてきたな(つら)

ハードル下げまくってたのもあるかもしれないけど、それを差し引いてもめちゃくちゃ良い”リターンズ”だった。多幸感…そして映画だけど良いミュージカルをみたな~~て感覚になって、曲が終わるたびに拍手しそうになって「ここ映画館だった!」って焦るやつ。いやもはやみんな拍手したいよね?(笑) もうリピーターが多いだろうし、一人がやったら拍手しだしそうな気がする。

スマホやPCで動画を見ることに慣れすぎてしまったのか、映画館で見てる時も残り時間が気になってシークバーほしい…と思うことが度々あるんだけど(酷いときには舞台見てても思ったりする)メリポピ見てる間は全くそんなこと考えなかった。久しぶりかもしれない。むしろ終盤になるにつれ、もう終わっちゃうのか…と悲しくなった。いっしょに見に行った人が、初めてメリーポピンズを見た時に終わったのが悲しくて泣いたって言っててその状態に。

 

あとやはり嬉しいポイントはバートと新作2Dアニメーションですよね。

ディック・ヴァン・ダイクがリターンズに出る」どんな役なんだろう、ちらっと映るくらいなのかな…とか予想してたけどこんな良い帰ってきかたあるーーー!?(´;∀;)ってくらいよかった…正直バート以外で知らなかったから見落としてたらどうしようと思ってたけど、出てきてすぐにわかった自分にちょっとびっくりした。目がね、全然変わってなくて、あ!バートだ!って思ったんだよね。

ディズニーの2Dアニメーションの新作が2019年になっても見られるなんて…そのシーンは泣きながら見た(笑) 時代的なものもあるし、ピクサーも良いんだけどさーー、 やっぱり小さい時に見てたようなああいう絵には特別な思いがある。

 

 

 

「翔んで埼玉」

そのうちアマプラとかに入るだろうし、その時みればいっか~くらいに思ってたんだけど誘われたので見に行ってきた。ら、予想以上にめっちゃおもしろかった。

 

まず圧倒的に知ってるゆえの勝利というか、小学生以降ずっと東京近郊(決して東京ではないところがポイント)に住んでるから、そもそもの設定に「わかるわかる」

そして出てくる地名(とそこからイメージされる内容)に「わかるわかる」ってなれるのが大きい。

なので関東に住んでる人ははともかく、それ以外の地域に住んでる人にこれ伝わるの…?と思う箇所が多々(というかほとんど)あったんだけど実際のとこどうなの…?キャラクターとか掛け合いの空気感とかに重きを置いて楽しむかんじなのかな?? 

逆に考えてみればいいんだよね。例えば大阪が舞台のお話。地名やローカルネタが主な内容…うーん、関西弁でノリ良く話されたらそれだけで笑っちゃいそうだw

 

メインの3人がやっぱりとくに良かったよね。 

GACKTの麻実麗。「あさみれい」ってwww もう名前からしてズルい。思わず百美は元ネタ何なのか調べちゃったよ(結果わかんなかった)

原作未読だけど、絵からイメージする「魔夜ワールド」の人ってかんじで、知らないなりのイメージぴったりだったね~あんなゴテゴテど派手衣装で服に負けないなんて…って驚愕。
そういえばGACKTって名前は知ってたけど、何してる人なのか全く知らないことに気付いた。そういえば「格付けのスゴイ人」ということくらいしか知らないと思ってwikiを見たら、メインは歌の方だったんだ。

GACKT - Wikipedia

映画の中でも自宅で筋トレしてたり、語学が堪能だったりとけっこうwikiに載ってるエピソードも。そこ狙ってのキャスティングなのか、映画版はあて書きして作られてるのか、どうなんだろ??


二階堂ふみの百美も良いよね~~
映像だしアップになるとやっぱり女の子だなと思ったけど、これはこれで魔夜ワールドの「少年なのか少女なのかどちらかよくわからない美少年」というのがハマってる。

あとビジュアルもだけど、それ以上に声が素晴らしい。普段の声もあのかんじなのか百美用に作りこんでるのかわからないけど、役にぴったりなすごく良い少年声だった。


そして伊勢谷友介の阿久津。あんな胡散臭いメガネが素敵に似合っちゃう人いる!?執事として出てきてる時にかけてたあのメガネ、マンガで怪しい人とか裏切り者とかにかけてる人が多いイメージあるじゃない!?(偏見)
怒った時にできる目付近のシワと、さらに怒った時のこめかみあたりの青筋が最高オブ最高(そこかよ)

 

個人的一番のツボは千葉解放戦線の「海の音を聞け~」って貝殻を耳に当ててくるギャグなんだけどたぶん伝わらないよね(笑) 一瞬の出来事だし、そんなに印象的なシーンでもないから「あれかw」とはならないかもだけどめちゃくちゃツボ。通じない例えというのはわかってるんだけどボーボボっぽいんだよ…そりゃそこツボるじゃん…てかんじなんですよ(ボーボボはたぶん一番初めに読もうと思って読んだギャグマンガだからね)

 

そしてこの映画、真にディスられてるのは埼玉でも千葉でもなく茨城と栃木だよね…とディスられ県出身者は思うのである(笑) 名前ちらっと出てきただけでイジってももらえないw 群馬はなんかちょっと美味しいポジションなのに!w まぁ群馬にはゆるキャラグランプリ2014の王者・ぐんまちゃんがいるからな…しょうがない

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